備蓄防災用品を準備することは大切ですが、その用品をどのように収納・整理するかも重要な点です。
被災時に備蓄物が全て同じ場所にあると、仮にその場所の被害が甚大になった時、一度に全てを運び出すことが難しくなります。例えば、地震による倒壊、豪雨による浸水被害などです。備蓄・防災品の収納場所を分散することで、リスクの分散も行いましょう。
ただし、備蓄品を分散し過ぎると、管理がしにくくなるのも事実です。管理のしやすさも加味すると「2、3ヶ所」への分散が無理がない分散といえるのではないでしょうか。
緊急時に備蓄防災用品が必要になったとき、すぐに取り出せることが重要です。そのためには、日頃から手の届く場所やすぐに取り出せる棚などに収納しておく必要があります。
ボックスにまとめて入れるなどして、収納そのものを持ち運びできるようにするのもポイントです。
災害時に避難する場合などは、備蓄品を外へ持ち運ぶ必要があるため、ボックスや袋にまとめて入れておくと運びやすくなります。運びやすいサイズの容器を選んで収納し、取っ手のついたものを使うなどして、緊急時にすぐに運べる状態にしておきましょう。