持ち出しと避難生活
冬の災害・寒さ対策停電しても使える暖房と防寒の備え
冬に災害が起きて停電すると、寒さが大きな問題になります。2018年の北海道胆振東部地震は9月でしたが、北海道のほぼ全域が停電しました。もし真冬だったら、と考えた人も多いはずです。
寒い中で長い時間を過ごすと、低体温症になるおそれがあります。寒い地域はもちろん、そうでない地域でも、冬の停電に備えておきましょう。
電気を使わない暖房
石油ファンヒーターやエアコン、電気ストーブなど、家庭の暖房の多くは電気がないと動きません。石油ファンヒーターも、点火や送風に電気を使います。
停電しても使える暖房を、1つ用意しておくと安心です。
- 石油ストーブ(電池や電気を使わない反射式・対流式):部屋全体を暖められ、上でお湯を沸かせるものもあります。灯油の買い置きも必要です。
- カセットガスストーブ:カセットボンベで使えるストーブ。灯油がいらず、手軽です。ボンベは調理用とは別に、多めに備えます。
石油ストーブやカセットガスストーブを室内で使うときは、こまめに換気してください。換気が足りないと、一酸化炭素中毒になる危険があります。カセットコンロやストーブを使う部屋では、一酸化炭素警報器があると安心です。
体を温める備え
暖房がなくても、体温を逃がさない工夫で寒さをしのげます。
- 重ね着:帽子、手袋、靴下、ネックウォーマー。首・手首・足首を温めると効果的です。
- 寝袋・毛布:冬用の寝袋があると、停電した夜も眠れます。
- 使い捨てカイロ:使用期限があるので、ときどき確かめて入れ替えます。
- アルミシート(防災用ブランケット):体に巻くと、体温が逃げるのを防ぎます。
- 段ボール・マット:床に敷くと、下からの冷えを防げます。
- 湯たんぽ:カセットコンロでお湯を沸かせば使えます。
温かい食べもの
温かい食事は、体の中から温めてくれます。カセットコンロとボンベ、フリーズドライの汁物やレトルト食品を備えておきます。「カセットコンロとボンベ」もご覧ください。
冬ならではの注意点
- 水道の凍結:寒い地域では、停電で暖房が止まると水道管が凍ることがあります。お住まいの地域の水抜きのしかたを確かめておきましょう。
- 車の中で暖をとるとき:雪で車のマフラー(排気口)がふさがると、排気ガスが車内に入り、一酸化炭素中毒になる危険があります。エンジンをかけるときは、マフラーのまわりの雪をこまめに取り除きます。
- 長引くときは避難も考える:停電が長引いて家の中が危険なほど寒くなったら、ためらわずに避難所や、暖房のある場所へ移ることも考えます。
あわせて備えたいもの
石油ストーブ(電気を使わないもの)
反射式や対流式など、電池・電気を使わないもの。
カセットガスストーブ
ボンベで使えるストーブ。
おすすめイワタニ カセットガスストーブ マイ暖一酸化炭素警報器
ストーブやコンロを室内で使うときに。
おすすめ一酸化炭素チェッカー(日本語音声)冬用の寝袋
使える温度の目安を確かめて選びます。
使い捨てカイロ
貼るタイプと貼らないタイプ。
アルミシート(防災用ブランケット)
軽く小さくたためます。
おすすめ静音タイプのアルミシート(防災用ブランケット)湯たんぽ
お湯を沸かせれば、電気がなくても使えます。