栗の渋皮煮の作り方・レシピ
ほっこり美味しい旬の味、栗。
今回は、栗の渋皮煮の作り方をご紹介します。
手間はかかるものの、工程はそこまで難しくありません。
一粒づつ丁寧に、いかに渋皮を破らずに仕上げるかがポイントです。
栗の渋皮煮づくりに必要なもの
- 栗 300g(正味 270g)
- きび砂糖 100g
- 重曹 小さじ3
- ブランデー 小さじ2(お好みで)
今回、砂糖は控えめに100gで作りました。
一般的に、栗の量(正味)に対し50〜60%が目安です。
栗の渋皮煮づくりの工程
栗の渋皮煮づくりの工程は、以下の手順となります。
茹でこぼしは様子を見ながら、回数を調整してください。
- 栗の皮を剥く
- 重曹で茹でる(3回)
- 重曹なしで茹でる(2回)
- 栗の表面を掃除する
- 砂糖を加えて煮込む
- 完成
栗の皮を剥く
栗は熱めの湯(50℃)に30分ほど浸し、皮を柔らかくしておきます。
栗のおしり部分に包丁の刃元を浅く入れ、鬼皮(硬い皮)を剥いていきます。
渋皮を傷つけないよう、時間はかかりますが丁寧に作業するのがポイント。
破れてしまうと煮崩れに繋がります。
茹でる(重曹あり3回)
渋皮のアクを抜くため、重曹を入れて栗を茹でこぼします。
この工程を3回繰り返します。
鍋にたっぷりのお湯を沸かし、重曹小さじ1を溶かしておきます。
栗を入れ、ふつふつする火加減で10分茹でます。
途中でアクが出たらさっと取り除きます。
お湯を捨て、再度同じ作業を繰り返します。
茹でている間に、ポットや別の鍋でお湯を沸かしておくと時短になっておすすめです。
茹でる(重曹なし2回)
アクが抜けたら、今度は重曹なしで茹でる工程を2回繰り返します。
ふつふつする火加減で10分茹でます。
茹で汁が薄い透明なワイン色になっていたらOKです。
お湯を捨てながら水を入れ、手で触れられる温度にします。
この際、栗に直接水が当たらないように注意しましょう。
渋皮が破れてしまった栗は煮崩れるため、取り除いておきます。
栗の表面を掃除
栗の表面についた繊維と、太い筋を竹串を使って取り除きます。
渋皮が破れてしまわないよう、優しく丁寧に行いましょう。
お掃除後。
あまり触りすぎると破れるので、ほどほどでOKです。
砂糖と煮込む
栗がひたひたになる位の水を入れ、砂糖の半量を加えて弱火にかけます。
沸騰したら残りの砂糖を加え、アクを取り除きます。
落し蓋のクッキングペーパーをかぶせ、弱火で20分コトコト煮込みます。
20分後の様子。
火からはずし、そのまま冷まして味を染み込ませます。
冷めたらお好みでブランデーを加えます。
保存容器に移して冷蔵庫で保管しましょう。
完成
こっくり美味しい、栗の渋皮煮の完成。
手間をかけた分、一粒づつゆっくりと味わいたい一品です。
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