幻のたまねぎ 札幌黄
幻のたまねぎ、札幌黄(さっぽろき)。
1880年、日本ではじめて玉ねぎが作られた札幌の地において、札幌黄は「幻の玉ねぎ」と呼ばれる品種です。
天候に左右され、栽培が難しいことから生産者も減少。
市場にあまり流通しないものの、旬である9月に札幌市内のスーパーマーケットで見かけ、購入してみました。
肉厚で甘みが強いのが札幌黄の特徴と言われています。
札幌黄の素材をそのまま生かしたレシピを紹介します。
札幌黄のレシピ
まるごと玉ねぎスープ
札幌黄をそのまま味わえるシンプルなレシピ、丸ごと玉ねぎスープ。
今回は茅乃舎の野菜出汁を使用しています。
材料(3人分)
- 札幌黄 3玉
- 茅乃舎の野菜だし 2袋
- 水500ml
作り方
玉ねぎは外の皮をむき、上下をカット。
十字の切れ込みを入れる。
鍋に野菜ダシと分量の水、玉ねぎを入れて火にかける。
沸騰後、落し蓋(クッキングシートなど)をかぶせ、蓋をして弱火でコトコト20〜30分煮込む。
煮込んで30分後の様子。
シンプルな味付けのため、塩胡椒などで味を整えます。
器に盛り、パセリを散らして完成です。
玉ねぎの皮茶
玉ねぎの皮には、血液をサラサラにして動脈硬化を防いでくれる「ケルセチン」が多く含まれます。
捨てずに煮出して玉ねぎの皮茶を作ってみましょう。
そのまま飲むと苦いので、水やお湯、お茶などで薄めて飲みます。
材料
- 玉ねぎの皮 2玉分(中サイズ)
- 水 600ml
作り方
玉ねぎの皮は水で洗い、ざるに上げて水気を切ります。
鍋に分量の水と玉ねぎの皮を入れ、火にかけます。
中火で10分煮出します。
煮込みすぎると苦味が強くなるので気をつけましょう。
濾して粗熱を取ります。
2倍程度に薄めていただきます。
苦味以外には癖がなく、思ったより飲みやすい印象です。
干した玉ねぎの皮は、ミルサーにかけて粉末状で保存しておくのも便利。
味噌汁やスープに入れて使えます。