根菜

干し人参の作り方輪切り・乱切り・細切りの干し時間と保存方法・レシピ

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輪切りにして干し上がった干し人参

干すことで甘みが増し、人参本来の味がはっきり感じられるようになります。βカロテンを多く含み、彩りもきれいなので、少しあるだけで料理が華やぎます。

切り方で乾く早さも使い道も変わります。このページでは輪切り・乱切り・細切りの3通りを干して比べました。

切り方 干し時間(ドライ) 向いている料理
輪切り(1cm) 3〜4日 煮物、グラッセ、スープ
乱切り 3日 煮物、マリネ、カレー
細切り(5mm) 1〜2日 炊き込みご飯、きんぴら、味噌汁
保存
ドライ 常温 3週間(梅雨・夏は冷蔵)
セミドライ(半日〜1日) 冷蔵 5日

干し時間は、晴れた日の日中に干して夜は取り込んだ場合の目安です。季節や湿度で変わります。

干し人参の作り方

  1. 洗う:皮の部分に栄養と香りがあるので、皮はむかずに、たわしで表面の土をよく洗い落とします。
  2. 切る:用途に合わせて輪切り・乱切り・細切りにします。厚さをそろえると、乾き具合がそろいます。
  3. 水気を拭く:切り口の水分をキッチンペーパーで軽く押さえます。
  4. 並べる:重ならないようにざるに並べます。細切りは広げて、なるべく重ならないようにします。
  5. 干す:日当たりと風通しのよい場所に置き、1日に1回ほど上下を返します。夕方には室内に取り込みます。

干す場所や時間帯は「干し野菜の干し方」、道具は「干し野菜づくりの道具・ネット」で紹介しています。

輪切り

ドライ(3〜4日)

輪切りにして干し上がった干し人参

人参は外側から乾いていき、中央部に水分が残ります。乾いたかどうかは中央を指で押して確かめます。弾力がなく、硬くなっていれば完成です。今回は丸4日でドライに仕上がりました。

セミドライ(半日〜1日)

輪切りの人参を半日から1日干したセミドライ

表面が乾いて、少ししんなりした状態。水に戻さずにそのまま使え、甘みも増しています。

日々の変化を愉しむ

干す前

1cmの輪切りにしてざるに並べた、干す前の人参

1日経過

輪切りの人参を干して1日経過

2日経過

輪切りの人参を干して2日経過

3日経過

輪切りの人参を干して3日経過

4日経過

輪切りの人参を干して4日経過

乱切り

乱切りにして干し上がった干し人参

皮はむかずに、大きめの乱切りにします。輪切りより厚みがありますが、切り口の面が多いぶん乾きやすく、丸3日でドライに仕上がりました。戻すと煮物にしても形がくずれにくく、存在感のある具になります。

セミドライ

乱切りの人参のセミドライ

日々の変化を愉しむ

干す前

乱切りにしてざるに並べた、干す前の人参

1日経過

乱切りの人参を干して1日経過

2日経過

乱切りの人参を干して2日経過

3日経過

乱切りの人参を干して3日経過し、ドライに仕上がったところ

細切り

細切りにして干し上がった干し人参

皮はむかずに、5mmほどの厚さの細切りにします。3通りのなかでいちばん早く乾き、戻す時間も短くてすみます。水分が抜けて人参の味がぎゅっと濃くなるので、炊き込みご飯に入れると便利です。

セミドライ

細切りの人参のセミドライ

日々の変化を愉しむ

干す前

細切りにしてざるに広げた、干す前の人参

1日経過

細切りの人参を干して1日経過

2日経過

細切りの人参を干して2日経過し、ドライに仕上がったところ

保存方法

保存袋に入れた輪切りの干し人参
保存袋に入れた細切りの干し人参
  • ドライ:完全に乾いたものを、乾燥剤と一緒に保存袋や密閉容器に入れ、直射日光の当たらない涼しい場所へ。3週間ほどで使いきります。湿気の多い梅雨や夏は冷蔵庫に入れます。
  • セミドライ:保存袋に入れて冷蔵し、5日ほどで使いきります。
  • 冷凍:ドライもセミドライも冷凍でき、1〜2か月もちます。凍ったまま汁物や煮物に入れられます。

保存中に白や緑のふわふわしたもの、黒い点、いやなにおいが出たら、カビや傷みのサインです。食べずに処分してください。保存方法全体は「干し野菜の保存方法」にまとめています。

戻し方・使い方

  • 水で戻す:ドライはさっと洗ってから水につけます。細切りなら3〜5分、輪切り・乱切りなら15〜20分が目安です。戻し汁には甘みが出ているので、料理の水分として使います。
  • 戻さずに使う:味噌汁、スープ、煮物、炊き込みご飯なら、洗ってそのまま入れて大丈夫です。煮ているうちに戻ります。
  • セミドライ:戻さずに、生の人参と同じように炒め物や煮物に使えます。

干し人参のレシピ

干しごぼうと干し人参の炊き込みご飯

干しごぼうと干し人参の炊き込みご飯

材料(2人分)

  • 干しごぼう(ドライの細切り) 1/2本分
  • 干し人参(ドライの細切り) 1/4本分
  • 米 1合
  • 水 1カップ(200ml)
  • A:醤油 大さじ1、酒 大さじ2

作り方

  1. 干しごぼうは水でさっと洗い、分量外の水に3分つけて戻す。戻し汁は捨てる。
  2. 干し人参は水でさっと洗い、分量の水(200ml)に3分つけて戻す。戻し汁は捨てない。
  3. 米を研いでザルにあげておく。
  4. 戻した干しごぼうと干し人参に、Aをかけてなじませる。
  5. 炊飯器に③の米と④を入れ、②の戻し汁を加えて炊く。

炊き上がったら「干し青じそ」を混ぜても香りよく仕上がります。具材を干しきのこにしても◎。

干し人参の亜麻仁オイル青じそマリネ

干し人参の亜麻仁オイル青じそマリネ

材料(2人分)

  • 干し人参(ドライの乱切り) 1/2本分
  • 青じそ 3枚
  • 白ごま 少々
  • A:醤油 小さじ1、酢 小さじ1、ごま油 小さじ1、亜麻仁オイル 小さじ1、みりん 小さじ1/2、アガベシロップ 小さじ1/2

作り方

  1. 干し人参はたっぷりの水に5分つけて戻し、そのまま火にかけて10分ゆでる。
  2. ①をザルにあげて水気を切り、千切りにした青じそとAで和える。
  3. 器に盛り、白ごまをふって完成。

亜麻仁オイルは熱に弱いので、加熱せずに和えるのがポイントです。

干し人参のグラッセ

干し人参のグラッセ

材料(2人分)

  • 干し人参(ドライの輪切り) 1本分
  • バター 10g
  • アガベシロップ 小さじ2(砂糖でも◎)
  • 塩 少々
  • 水 1カップ(200ml)
  • ドライパセリ(あれば)

作り方

  1. 干し人参と分量の水(お湯でも)を鍋に入れ、20分つけて戻す。
  2. ①の鍋にバター、アガベシロップ、塩を加えて火にかける。沸騰したらふたをして、弱火で15分煮る。
  3. ふたを取り、強火で2〜3分煮詰める。汁気が少なくなったらOK。
  4. 器に盛り、ドライパセリをふって完成。

煮込むときに「干しローズマリー」を入れても、香りよく仕上がります。

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